中古マンション購入時のチェックポイント

家を買うときに、新築と中古を始めに決めてしまうと、多くの人にとっては一生に一度の買い物を、運命の出会いを逃してしまうかもしれません。不動産は一物一価とも言って、駅からの距離や床面積が同じでも、住み心地も財産としての価値も、同じものは二つとありません。言葉の響きは似ているものの、正反対の意味を持つ一物多価という言葉もあって、同じものでも、通勤や通学の場所、思い入れによって、同じものの価値も人によって高くも安くもなります。一般的に、住宅地は駅のそばなど、利便性がいい場所から開発が進むので、中古マンションの中には、立地に恵まれたものが少なくありません。

中古マンションを購入する場合、マンションの建物の管理は、それぞれの部屋のオーナーではなく、管理組合全体で話し合って行うので、過去のメンテナンスの実施状況や将来の計画は、管理組合の議事録を見ればわかります。また、中古マンションでは、既にコミュニティができている”街”に新たに入居するので、守らなければいけない管理規則の中身も大切です。立地や設備が気になる中古マンションを見つけたら、管理規則と、過去の管理組合総会の議事録の写しを、可能な範囲で見せてもらうと安心です。売買する住戸のオーナーが、議事録の写しをすべて保管していない場合は、現在の所有者である売主が同意すれば、管理会社が保管している写しを見せてもらうことも可能です。

売主に相談して、承諾が得られたら、管理会社に指示してもらいましょう。

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